お盆も過ぎ、市の指定天然記念物である『中村のさるすべり』が赤く色づきはじめました。
これからさらに真っ赤に染まる見ごろをむかえます!(写真は8/21現在)
↑推定樹齢200年の見事な大木です! ↑とてもきれいな色に染まります。
↑山々や集落を一望できる場所にあり、辺りの風景も併せて楽しめます!!
今年も地区内各地で「お茶のみサロン」が行われています。
そのいくつかを紹介します。
6月下旬、平の法学寺では、上ケ屋地区を中心とした皆さんによるサロンが行われました。
恒例となりました保育園児や小学生の訪問では、園児とのふれあい、小学生との簡単なゲームなど楽しいひと時をすごし
ました。
8月、清水地区で行われたお茶のみサロンでは保健師による健康教室が行われ、みなさんが、夏場の健康管理について
勉強しました。
このほかにも今年も各地でお茶のみサロンが行われていますので、どうぞお気軽にご参加ください。
↑保育園児とのふれあい(上ケ屋サロン) ↑小学生とのゲーム(上ケ屋サロン)
↑健康教室の様子(清水サロン) ↑ちびっ子も参加して和気あいあいです(清水サロン)
この暑さによる健康被害が、全国で相次いでいます。夏に起こりやすい病気とその予防について、確認してみましょう。
1.脱水を予防しよう!
夏は大量の発汗によって体の中の水分が奪われやすくなります。人体の60~70%は水分でできていますが、そのうち
20%不足すると命に関わるといわれています。
また、数%不足しただけでも様々な症状が起こり、熱中症や脳梗塞、心筋梗塞の原因にもなります。
<脱水による主な症状>
・のどが渇く(ただし、高齢者の場合は気づかずに進行する場合がある)
・食欲が低下する
・失神 意識障害 筋肉の痙攣 腎臓の機能不全
※上記の症状は記載の順番に徐々に進行していきます。
<脱水の予防>
①こまめに水分補給をする
・発汗により失われた水分や塩分を補給しましょう。
1日1~1.6ℓの水分摂取が目安です。
飲むものは水やお茶でよいですが、汗を大量にかく場合は
スポーツドリンク、薄い食塩水(1リットルに1~2gの食塩)が
効果的です。
・のどの渇きがなくても、定期的な水分摂取をこころがけましょう。
暑い場所に出る前と後、スポーツや屋外作業の前後とその間、入浴前後、就寝の前後は
必ず水分をとりましょう。
②暑さを避ける
・日差しの強い昼前~午後3時の外出はできるだけ避け、外出時は日陰を選んで歩きましょう。
・屋内でも、日陰を作ったり、風通しをよくしたりするなど、涼しくなるように工夫しましょう。
・気温が高い日は、夜間でも扇風機や冷房を使い、適温を保つようにしましょう。
2.食中毒を予防しよう!
食中毒は湿度と温度が高い、梅雨明けから夏場にかけて多く発生します。さらに、夏はレジャーでバーベキューをする
機会も多くなり、肉の生焼けによる食中毒の危険も増えてきます。
食中毒菌は腐敗菌と異なり、食べ物の中で増えても味も臭いも変わりません。また、O157やノロウイルスなど、
わずかな汚染でも発症するものもあります。
<ポイント 1 食品の買い方>
・生鮮食品は新鮮な物を購入し、消費期限は守る。
・買い物するときは、冷蔵・冷凍品はできるだけ最後にかごに入れ、早めに帰宅する。
・冷蔵庫や冷凍庫はつめすぎない。目安は7割程度。
・冷蔵庫は10度以下、冷凍庫は-15度以下に保つ。
※細菌の多くは10度以下で増殖がゆっくりとなり、-15度以下で増殖が
停止しています。しかし、細菌が死ぬわけではないため、早めに使いきる
ようにしましょう。
<ポイント 3 下準備>
・手洗いをきちんとする。
・タオルやふきんは、清潔なものと使用済みのものをわけておく。
・生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁やまな板で生で食べる野菜や果物、調理の終わった料理を切らない。
・冷凍食品を室温で解凍しない。室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合がある。
・料理に使う分だけ解凍する。解凍した食品をやっぱり使わないからといって、冷凍・解凍を繰り返すのは危険。
<ポイント 4 調理>
・加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺すことができる。中心部の温度が75℃で、
1分間以上の加熱が目安。
・電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくい物は、
時々かき混ぜる。
<ポイント 5 食事>
・食卓に付く前に手を洗う。
・清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつける。
・調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置しない。
※O157は室温でも15~20分で2倍に増えます。
<ポイント 6 残った食品>
・残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存する。
・時間が経ち過ぎたり、少しでも怪しいと思ったりしたら、思い切って捨てる。
・残った食品を温め直す時も十分に加熱する。目安は75℃以上。
<それでも食中毒になってしまったら・・>
・もし「食中毒かな?」と思われる症状(腹痛、下痢、嘔吐、発熱等)がある場合には、早めにかかりつけの
病院を受診しましょう。
健康に注意して、
快適で安全な夏をお過ごし下さい。
<参考>
長野市保健所健康課・生活衛生課HP
厚生労働省HP「家庭でできる食中毒予防6つのポイント」
様々な障害を併発する危険がある『糖尿病』。
芋井地区の国保検診結果によると、血糖値の高い方の割合が平均より高い実態です。
そこで、6月27日(水)に『減糖のすすめ』というテーマで第1回健康づくり教室を開催しました。
講習の始めに芋井支所駐在の太田保健師から糖尿病のメカニズムや健診票の見方についての説明がありました。
↑メカニズムを説明する太田保健師 ↑持参いただいたご自分の健診票を見ながら勉強しました。
続いて、北部保健センターの村上管理栄養士より、糖尿病を予防する食事の方法の説明がありました。
糖尿病の予防には食物繊維が有効とのことですが、食事の始めにまず葉物野菜を小鉢ひとつ程度口にするのが効果的
とのことです。
↑食事のサンプルを使って説明する村上栄養士 ↑一日の食事の見本(野菜が意外と少ないのには驚きです)
最後に市内在住の中村管理栄養士から、砂糖を使わずに野菜から甘みとうまみを引き出す「野菜の重ね煮」の調理方法の
説明があり、実際につくった物を試食してみました。
↑実演を交え説明する中村栄養士 ↑とても簡単に調理でき、他のお料理にも流用できます。
↑実際に試食してみました。 ↑大勢の皆さんが参加しました。
健康診断の結果から、糖尿病の兆候を早めに把握するのとともに、毎日のちょっとした積み重ねで「糖尿病」は予防できる
病気とのことでした。
大勢の皆さんがご参加いただき大変有意義な講習になりました。
★『野菜の重ね煮』のレシピはこちらからご覧いただけます。(PDF形式)
<おしらせ>
住民自治協議会では、これからも栄養や運動など地域の皆さんの“健康づくり”に関する講習などを開催していきたいと
思います。
「こんな病気について教えて欲しい」「こんな講習会をして欲しい」というご意見・ご要望がありましたら、住民自治協議会
又は芋井支所太田保健師までお知らせください。